植民地時代の建造物が華麗に残る古都の風情とは裏腹に、裏通りはスラム化しており、貧困があふれているが、このあたりに住むパーカッショニストの小父さんは、子供たちが犯罪に奔らないように、自分で養育し、サンバを教えている。親に見捨てられた子供たちだがとても健気だ。
カンドンブレというアフリカ由来の宗教儀式があることは知っていたが、これがサンバの源流なんだそうである。複雑なリズムがミニマルに繰り返され、トランスに陥らせるのだ。思わず体が動き出すサンバのリズムは宗教由来のものだったんだなぁ・・・。
このカンドンブレがキリスト教と習合して現在のカーニバルの形態になったのだそうだが、キューバのサンテーリアやニューオーリンズのマルディ・グラなども同様のものだろう。奴隷制度は許し難いが、それによって生み出された文化は魅力的だから皮肉なものだ。ジャズ、ブルース、ゴスペルしかりである。
サンバがショーロやジャズと結合して生まれたのがボサ・ノヴァだろう。ボサ・ノヴァも魅力的ではあるが、歌手による違いがよく分からないし、どれも同じに聞こえてしまうので、あまり深く突き詰めて聞きたいとは思わないが難点だ。よりポップス色を強くしたセルジオ・メンデスなんかは分かりやすいのだが・・・。
と言うわけで、やはりボサ・ノヴァよりもサンバの方が魅力的と思える今回の番組だった。
↓YouTubeよりBatucada

