この歌が出来た時、吉はラップを聞いていて、意識して作ったそうである。元々千昌夫に提供するはずだったのが、千昌夫周辺から異論が出て、吉幾三自身が歌うことにしたとか。ひょんなところからヒットが生まれるものだ。
元祖和製ラップと言われて思い出すのは、笠置シズ子の「買い物ブギ」である。魚屋のおっさんとのやりとりがまさにラップだと思うのだが、さすがにこの時代にラップと言うには無理があるだろう。
YouTubeで改めて聴いてみたが、完成度が高いと思う。歌唱力はもちろん、さびの「わて、ほんまによう言わんわ」のメロディは黒人霊歌かゴスペルの一節を思わせるし、コール&レスポンスも取り込んでおり、北米生まれのポピュラー音楽が日本に輸入されて流行歌になったとは言え、やはりアフリカ由来のものを感じさせるのである。さすが服部良一か。それにしてもこんな歌詞がまかり通っていたとは・・・(笑)。

